覆面調査の費用相場(早見表)
覆面調査(ミステリーショッパー)の費用は、1店舗1回あたり5,000円〜30,000円程度が目安です。幅が大きいのは、「誰が調査するか」と「どこまでやってくれるか」が依頼先によって大きく違うためです。
| 依頼先のタイプ | 費用目安(1店舗) | 特徴 |
|---|---|---|
| モニター型(一般の登録モニターが訪問) | 約5,000〜10,000円 | 安価で件数を集めやすい。ただし調査員の観察力にばらつきがあり、感想レベルの報告になることも |
| 覆面調査の専門会社 | 約10,000〜15,000円 | 訓練された調査員と標準化されたチェック項目。レポートの品質が安定 |
| 総合リサーチ会社 | 約15,000〜30,000円 | 調査設計から分析レポートまで一貫対応。多店舗・本格分析向き |
業種によっても変わります。飲食店は5,000〜15,000円、美容室・サロンは施術費用がかかるぶん8,000〜20,000円、小売・コンビニは5,000〜10,000円程度が目安です。
※2026年6月時点で各調査会社が公開している料金・比較サイトの掲載情報をもとにした目安です。調査項目数やレポートの仕様によって変動します。このほか、調査員の飲食代・施術代・交通費が実費として加わる場合があります。
料金が変わる5つの要因
同じ「覆面調査」でも見積もりが倍以上変わることがあります。価格を左右するのは主に次の5つです。
- 調査項目の数と深さ — 挨拶や提供時間のチェックだけか、接客の言葉選びや店内の空気感まで観察するか
- レポートの形式 — チェックシートの点数だけか、時系列の記録・写真・具体的なコメント付きか
- 調査員の質 — 一般モニターか、訓練を受けた調査員か。報告の精度に直結します
- 店舗数と回数 — 複数店舗・複数回の契約は1回あたりの単価が下がる傾向
- 改善提案の有無 — 結果を渡して終わりか、「何をどう直すか」まで設計してくれるか
見積もりを比較するときは金額だけでなく、この5つがどこまで含まれているかを必ず確認してください。
「安い調査」で起きがちな3つの失敗
1. 点数だけ返ってきて、何も変わらない
最も多い失敗です。「接客 78点」という結果を受け取っても、なぜ78点なのか、何を直せば85点になるのかがわからなければ、現場は何も変えられません。チェックシートの集計だけのプランは、結局「ふーん」で終わりがちです。
2. 調査員の感想文になっている
訓練されていない調査員の報告は「店員さんの感じが良かったです」のような主観の感想になりがちです。改善に使えるのは「入店から12分後に注文を取りに来た」「お冷やのお代わりは最後まで提供されなかった」のような事実の記録です。
3. 1回きりで「調査した気」になる
1回の調査はあくまでその日のスナップショットです。たまたま忙しい日だったかもしれません。本来は、改善策を打ったあとに再調査して変化を確認するまでが1セットです。
個人店が損しない依頼方法4つ
- 目的を1つに絞る — 「リピートが増えない原因を知りたい」「新人の接客レベルを確認したい」など、知りたいことを先に決める。項目を絞れば費用も下がります
- 事実ベースの報告形式か確認する — サンプルレポートを見せてもらい、感想文でなく時系列の事実記録になっているかチェック
- 改善提案までセットの依頼先を選ぶ — 調査単体より一見高くても、「直すところが明確になる」ほうが結果的に安くつきます
- 単発より定点で考える — 予算が同じなら、高額な調査1回より、項目を絞った調査を時期を変えて2〜3回のほうが変化が見えます
調査して終わり、にしないために
覆面調査の本当の価値は、点数表ではなく「お客様にしか見えていなかった事実」が手に入ることです。そしてその事実は、改善の打ち手に変換されてはじめて売上に効きます。
Protivsの調査サービスは、調査の設計から実施、そして「何をどの順番で直すか」の改善提案までをセットで行います。調査結果をスタッフ教育や人材定着の仕組みづくりにつなげるところまで伴走するのが特徴です。料金は調査の目的と項目数に合わせて個別にお見積もりしています。